ロボダッチ(販売:オンダ 製造:フタバ)
平成27年4月29日、払暁の黒江家。

「今日は待ちに待った昭和の日だっち!」
「黒江家の昭和コーナーから出動だっち!」
「昭和のおもちゃと言ったらボク達だっち!」
「このブログをごらんの皆様には、説明の必要もないだろうけど、『人間だったら友達だけど、ロボットだからロボダッチ』でおなじみのロボダッチなのだっち!」

ロボダッチメモ

ロボX(ロボテン) ロボダッチV-2 “チョイズル ロボ”
「外国製の平成おもちゃなんてやっつけて、オレさまが、ロボダッチのいや、黒江家の全おもちゃの王様になるだっち!」

ロボダッチメモ

ロボZ(ロボゼット) ロボダッチV-3 “いたづら ロボ”
「キミが黒江家の全おもちゃの王様かどうかはともかくとして、やっぱりボク達ロボダッチのリーダーは“タマゴロー”じゃないかな?」

ロボダッチメモ

ロボQ(ロボキュー) ロボダッチV-1 “どんぐり ロボ / チョイノロ ロボ”
「おーい、みんな-、ボクはここだっち!」

ロボダッチメモ

タマゴロー
黒江家のロボダッチソフビの秘密
今回ご紹介した“ロボダッチ”のソフビ、“ロボQ”、“ロボX”、“ロボZ”は今から30年くらい前に、お店のデッドストック品を購入したものです。
もちろん袋入りの新品で、いわゆるミント品って状態でした。
ロボダッチと言えば、今井のプラモデル。
これらは、そのロボダッチ全盛期に発売されたソフビだと思いますが、売れ残ってしまったようです。
これを購入した当時、ボクはロボダッチのプラモデルはすべて処分してしまっていたので、この3体のソフビを見つけた時は感激しました。
でも、その3体だけではやはり納得いかない、やはり“ロボダッチシリーズ”の主役とも言えるタマゴローがないと…。
ボクは、そのお店の中を一生懸命に探しましたが、、とうとうタマゴローは見つかりませんでした。
さらにその数年後、学生の頃からよく行っていた東京・下北沢のアンティークトイショップで見つけたのが、このタマゴローのソフビです。
販売価格は、前のロボダッチ3体を全部足してそれを十倍したくらいのお値段。
その頃はインターネットなんてまだなくて、古いおもちゃや古書との出会いはまさに一期一会の時代。
そんなこともあって、ボクは、やっと手に入れたこのタマゴローの袋を開けるのがなんだかもったいなくなってしまいました。
なので、このタマゴローはその時のままの姿で30年。
いや、製造から考えると40年ちかくこのまま姿でいたということになります。
そして、これからもずっと…?
ヘッダーと宣材(カード)
せっかくなので、ヘッダーと袋の中に入っていた宣材(カード)をご紹介します。
ヘッダー(表)

【黒江龍雄所蔵】
ヘッダー(裏)

【黒江龍雄所蔵】
宣材(カード)

【開封済みの3体に入っていたもので、タマゴローと同じもの:黒江龍雄所蔵】
小沢さとる先生の言葉
「キミたちに愛されたロボダッチは本当に幸せなロボットだったと思う。(略)今ボクは生まれ変わった新たなロボダッチに挑んでいる」【「ロボダッチ」1巻より】

ロボX
「うれしいなぁ、復活なの!?」
ロボZ
「へっへっへ 21世紀の最新金型技術で蘇るオレさまってわけだ!」
ロボQ
「復刻でも良いよ、そうすればタマゴローとも遊べるし」
タマゴロー
「関係者の皆さん、ぜひぜひよろしくお願いします!!!」
一緒に街(※)に買い物に行くがうれしくて、祖母に歌って聴かせた“ロボダッチのCMソング”
(※街に行く=市街中心地の繁華街に行くこと)
近所の駄菓子屋“うすい商店”で、初めて買った“4点パックのロボダッチ”。
よく遊びに行った前橋児童文化センターの売店で買った“カーダッチ”たち。
お誕生祝いに買ってもらった“ ロボダッチサーキット”。
ロボZの乗る戦車その名も“タイガーZがもっと大きいのかと思った“Z基地”
前橋初市祭りで、特別にもらったお小遣いで買った“ロボQのプラモデル”
母親が自動車の教習所に通っていた頃、一人、家で留守番しながら作った“カーダッチ ファンタムキャラバン”
祖母が懇意にしていたおもちゃ問屋の佐藤商店で買った“ラクダロボ”と“つりロボ”。この2体をいち早く手に入れたボクは友達からうらやましがられたものです。
だんだんとプラモデルも精巧になっていき、作りがいのあった“メカロボ4セット”や“ガマロボ”
みんな昭和の楽しい思い出です。
ああ、あの頃に帰りたい。
本記事を執筆するにあたり主に次の2冊を参考にさせていただきました。
どちらも「100てんランドコミックス」に掲載された漫画「ロボダッチ」が主ですが、小沢さとる先生による書き下ろし漫画や「ロボダッチ博物館」と銘打たれた写真資料がうれしい本です。
何より先に一部引用させていただいた小沢さとる先生からの“ボク達にあてた”メッセージが感涙ものです。

「今日は待ちに待った昭和の日だっち!」
「黒江家の昭和コーナーから出動だっち!」
「昭和のおもちゃと言ったらボク達だっち!」
「このブログをごらんの皆様には、説明の必要もないだろうけど、『人間だったら友達だけど、ロボットだからロボダッチ』でおなじみのロボダッチなのだっち!」

ロボダッチメモ

ロボX(ロボテン) ロボダッチV-2 “チョイズル ロボ”
「外国製の平成おもちゃなんてやっつけて、オレさまが、ロボダッチのいや、黒江家の全おもちゃの王様になるだっち!」

ロボダッチメモ

ロボZ(ロボゼット) ロボダッチV-3 “いたづら ロボ”
「キミが黒江家の全おもちゃの王様かどうかはともかくとして、やっぱりボク達ロボダッチのリーダーは“タマゴロー”じゃないかな?」

ロボダッチメモ

ロボQ(ロボキュー) ロボダッチV-1 “どんぐり ロボ / チョイノロ ロボ”
「おーい、みんな-、ボクはここだっち!」

ロボダッチメモ

タマゴロー
黒江家のロボダッチソフビの秘密
今回ご紹介した“ロボダッチ”のソフビ、“ロボQ”、“ロボX”、“ロボZ”は今から30年くらい前に、お店のデッドストック品を購入したものです。
もちろん袋入りの新品で、いわゆるミント品って状態でした。
ロボダッチと言えば、今井のプラモデル。
これらは、そのロボダッチ全盛期に発売されたソフビだと思いますが、売れ残ってしまったようです。
これを購入した当時、ボクはロボダッチのプラモデルはすべて処分してしまっていたので、この3体のソフビを見つけた時は感激しました。
でも、その3体だけではやはり納得いかない、やはり“ロボダッチシリーズ”の主役とも言えるタマゴローがないと…。
ボクは、そのお店の中を一生懸命に探しましたが、、とうとうタマゴローは見つかりませんでした。
さらにその数年後、学生の頃からよく行っていた東京・下北沢のアンティークトイショップで見つけたのが、このタマゴローのソフビです。
販売価格は、前のロボダッチ3体を全部足してそれを十倍したくらいのお値段。
その頃はインターネットなんてまだなくて、古いおもちゃや古書との出会いはまさに一期一会の時代。
そんなこともあって、ボクは、やっと手に入れたこのタマゴローの袋を開けるのがなんだかもったいなくなってしまいました。
なので、このタマゴローはその時のままの姿で30年。
いや、製造から考えると40年ちかくこのまま姿でいたということになります。
そして、これからもずっと…?
ヘッダーと宣材(カード)
せっかくなので、ヘッダーと袋の中に入っていた宣材(カード)をご紹介します。
ヘッダー(表)

【黒江龍雄所蔵】
ヘッダー(裏)

【黒江龍雄所蔵】
宣材(カード)

【開封済みの3体に入っていたもので、タマゴローと同じもの:黒江龍雄所蔵】
小沢さとる先生の言葉
「キミたちに愛されたロボダッチは本当に幸せなロボットだったと思う。(略)今ボクは生まれ変わった新たなロボダッチに挑んでいる」【「ロボダッチ」1巻より】

ロボX
「うれしいなぁ、復活なの!?」
ロボZ
「へっへっへ 21世紀の最新金型技術で蘇るオレさまってわけだ!」
ロボQ
「復刻でも良いよ、そうすればタマゴローとも遊べるし」
タマゴロー
「関係者の皆さん、ぜひぜひよろしくお願いします!!!」
一緒に街(※)に買い物に行くがうれしくて、祖母に歌って聴かせた“ロボダッチのCMソング”
(※街に行く=市街中心地の繁華街に行くこと)
近所の駄菓子屋“うすい商店”で、初めて買った“4点パックのロボダッチ”。
よく遊びに行った前橋児童文化センターの売店で買った“カーダッチ”たち。
お誕生祝いに買ってもらった“ ロボダッチサーキット”。
ロボZの乗る戦車その名も“タイガーZがもっと大きいのかと思った“Z基地”
前橋初市祭りで、特別にもらったお小遣いで買った“ロボQのプラモデル”
母親が自動車の教習所に通っていた頃、一人、家で留守番しながら作った“カーダッチ ファンタムキャラバン”
祖母が懇意にしていたおもちゃ問屋の佐藤商店で買った“ラクダロボ”と“つりロボ”。この2体をいち早く手に入れたボクは友達からうらやましがられたものです。
だんだんとプラモデルも精巧になっていき、作りがいのあった“メカロボ4セット”や“ガマロボ”
みんな昭和の楽しい思い出です。
ああ、あの頃に帰りたい。
本記事を執筆するにあたり主に次の2冊を参考にさせていただきました。
![]() | ロボダッチ 1巻 (マンガショップシリーズ 478) (2015/01/21) 小沢さとる 商品詳細を見る |
![]() | ロボダッチ 2巻 (マンガショップシリーズ 479) (2015/01/21) 小沢さとる 商品詳細を見る |
どちらも「100てんランドコミックス」に掲載された漫画「ロボダッチ」が主ですが、小沢さとる先生による書き下ろし漫画や「ロボダッチ博物館」と銘打たれた写真資料がうれしい本です。
何より先に一部引用させていただいた小沢さとる先生からの“ボク達にあてた”メッセージが感涙ものです。
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- 大魔獣 ジャイガー【日東怪獣シリーズ(オリジナル)】 (2020/03/21)
- ロボダッチ(販売:オンダ 製造:フタバ) (2015/04/29)
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TVドラマ「警視-K」より 賀津 勝利【早春ver】
思えば平成24年の春は県外の某研究所への単身赴任騒ぎ、平成25年の春は転勤騒ぎ、平成26年の春は新規事業計画3本の作成騒ぎと落ち着かなかった年度初めですが、今年は少し心の余裕もできました。
加えて、家の花壇の“ノースポール”も良い感じに咲いてくれました。

ま、ちょっこっと“ココロがチクチク痛む”こともないわけではありませんでしたが…。
そんな中、日本映画専門チャンネルでボクの大好きなTVドラマ「警視-K」が再放送されたので、前回の【真冬ver】に引き続いて勝新こと勝新太郎サンが演じる“賀津勝利”サンにご登場願いしました。
“警視-K”の主人公、今宿署の刑事、賀津勝利は、娘の正美(演じているのは、勝新の実娘、奥村真粧美サン)とキャンピングカーで生活しています。
で、朝の風景はいつもこんな感じです。
正美
「パパ、今日のお味噌汁どう?」
賀津
「あぁ、うん、うまいよ」
正美
「昨日のお味噌汁と比べてどう?、味とか?」
賀津
「ああ、うまいよ」

正美
「じゃ、きのうのお味噌汁の具はなんだった?」
賀津
「えぁ?あ、ああ。もう、行かないと…」
正美
「あ、行っちゃった…。またお味噌汁、残してる…」
と、まぁ、こんな感じです。
勤務先の今宿署に着くや否や、部下と言うより乾分の“ピッピ”と“タニ”から殺人事件発生との報告。
さっそく現場へ。

賀津
「で、ガイシャの身元は?」
ピッピ
「近くの会社の勤め人です。夕べは残業してて、会社を出たのは真夜中だそうです。なぁ」
タニ
「あぁ。真面目な人で人から恨まれるようなことは思い当たらないって」
賀津
「…」
独特の勘で現場附近を歩き回る賀津。

賀津
「おい、あれは確か…」
ピッピ
「首相官邸ですが、何か?」
賀津
「あの建物まで約200mってとこか」
ピッピ
「そんなモンすね、なぁ」
タニ
「うん」
賀津
「…」

落ち着くことのない今宿署界隈ですが、今年も春がやって来ました。

「櫻か…」

「櫻… 鳥… 空…」

「空…」

「もう一回りしてくるか…」
「深夜、残業を終えて勤務先を出たガイシャは、あの首相官邸の見える空き地で何かを見てしまった…。そしてバラされた…」

「♪気が付けば 時は流れて 残された僕は ひとりですべっていく」
春の1日がもう終わろうとしています。
そんなわけで、見果てぬ「警視-K」のお話を一人妄想しています。
賀津
「何言ってンだよ、櫻なんてとっくに散っちまったじゃないか」
黒江
「スンマセン、忙しくてなかなか更新が」
賀津
「最初に、今年の春は心の余裕がとかなんとか言ってたじゃないか」
黒江
「スンマセン」
賀津
「ま、いいや、そんなことより、皆さんにお伝えすることがあるだろ」
黒江
「なんでしたっけ?」
賀津
「ほれ、これだ!」
賀津
「で、おまえはもう買ったのかよ」
黒江
「そ、その…懐に余裕がないもンで、まだその、スンマセン」
賀津
「しょうがねぇなぁ、ほれ」
てなことで、勝新サンご本人なら、ぽんと、DVD1セットくれそうですがね。
あ、いけない、お酒の用意がしてあったんだ。
黒江
「どうもお疲れ様でした!」

今日のお酒は…。
“麹町のナポリタン 麦焼酎 良い人”の“ラッキー”割です。
【どらちもリーメントのぷちサンプルシリーズ第31弾“居酒屋ぷち呑み”より】
《おしまい》
加えて、家の花壇の“ノースポール”も良い感じに咲いてくれました。

ま、ちょっこっと“ココロがチクチク痛む”こともないわけではありませんでしたが…。
そんな中、日本映画専門チャンネルでボクの大好きなTVドラマ「警視-K」が再放送されたので、前回の【真冬ver】に引き続いて勝新こと勝新太郎サンが演じる“賀津勝利”サンにご登場願いしました。
“警視-K”の主人公、今宿署の刑事、賀津勝利は、娘の正美(演じているのは、勝新の実娘、奥村真粧美サン)とキャンピングカーで生活しています。
で、朝の風景はいつもこんな感じです。
正美
「パパ、今日のお味噌汁どう?」
賀津
「あぁ、うん、うまいよ」
正美
「昨日のお味噌汁と比べてどう?、味とか?」
賀津
「ああ、うまいよ」

正美
「じゃ、きのうのお味噌汁の具はなんだった?」
賀津
「えぁ?あ、ああ。もう、行かないと…」
正美
「あ、行っちゃった…。またお味噌汁、残してる…」
と、まぁ、こんな感じです。
勤務先の今宿署に着くや否や、部下と言うより乾分の“ピッピ”と“タニ”から殺人事件発生との報告。
さっそく現場へ。

賀津
「で、ガイシャの身元は?」
ピッピ
「近くの会社の勤め人です。夕べは残業してて、会社を出たのは真夜中だそうです。なぁ」
タニ
「あぁ。真面目な人で人から恨まれるようなことは思い当たらないって」
賀津
「…」
独特の勘で現場附近を歩き回る賀津。

賀津
「おい、あれは確か…」
ピッピ
「首相官邸ですが、何か?」
賀津
「あの建物まで約200mってとこか」
ピッピ
「そんなモンすね、なぁ」
タニ
「うん」
賀津
「…」

落ち着くことのない今宿署界隈ですが、今年も春がやって来ました。

「櫻か…」

「櫻… 鳥… 空…」

「空…」

「もう一回りしてくるか…」
「深夜、残業を終えて勤務先を出たガイシャは、あの首相官邸の見える空き地で何かを見てしまった…。そしてバラされた…」

「♪気が付けば 時は流れて 残された僕は ひとりですべっていく」
春の1日がもう終わろうとしています。
そんなわけで、見果てぬ「警視-K」のお話を一人妄想しています。
賀津
「何言ってンだよ、櫻なんてとっくに散っちまったじゃないか」
黒江
「スンマセン、忙しくてなかなか更新が」
賀津
「最初に、今年の春は心の余裕がとかなんとか言ってたじゃないか」
黒江
「スンマセン」
賀津
「ま、いいや、そんなことより、皆さんにお伝えすることがあるだろ」
黒江
「なんでしたっけ?」
賀津
「ほれ、これだ!」
![]() | 警視-K DVD-BOX (2014/08/27) 勝新太郎、奥村真粧美 他 商品詳細を見る |
賀津
「で、おまえはもう買ったのかよ」
黒江
「そ、その…懐に余裕がないもンで、まだその、スンマセン」
賀津
「しょうがねぇなぁ、ほれ」
てなことで、勝新サンご本人なら、ぽんと、DVD1セットくれそうですがね。
あ、いけない、お酒の用意がしてあったんだ。
黒江
「どうもお疲れ様でした!」

今日のお酒は…。
“麹町のナポリタン 麦焼酎 良い人”の“ラッキー”割です。
【どらちもリーメントのぷちサンプルシリーズ第31弾“居酒屋ぷち呑み”より】
《おしまい》
人喰い怪人 イソギンチャック (メディコム・トイ 東映レトロソフビコレクション 仮面ライダー)
(やっぱり中江真司サンの素敵な声で)「我らの仮面ライダーを狙うショッカー本部がそのアフリカ支部とメディコム・トイを経由させて送りこんだ使者は“人喰い怪人イソギンチャック”」

我が黒江家には平成27年2月末に届きました。
このイソギンチャックは、なんと言っても「仮面ライダー」中盤を盛り上げる“ダブルライダー”編に登場した人気怪人。
さっそく遊んじゃいます。
イソギンチャックの使命はアフリカ奥地で発見されたダイヤモンド鉱山の地図を奪い、その鉱山をショッカーのものとすること。
そのため、そのダイヤモンド鉱山を発見した日本人、中山健造 老人を襲撃します。

一緒に写っているのは、やはりショッカーアフリカ支部の戦闘員に分したユニファイブ製の“戦闘員”。
イソギンチャックのソフビの圧倒的なボリュームにもご注目。
中山老人を追い込んだのもつかの間、中山老人が「おまへなんか海の底に引っ込んでいろ」と、放ったナイフに弱点(?)である体内部の胃腔を刺され、捕り逃がしてしまいます。
と、そこに現れたのが、仮面ライダー第1号こと“本郷猛”
それを見ていたイソギンチャック。
傍らの部下に一言。
「アイツは何者だ?」
ショッカーアフリカ支部の赤戦闘員がたどたどしい日本語で答えます。
「ホンゴータケシ 邪魔ナ奴ダ」

「仮面ライダー」の世界観を伺うことのできる第49話の名シーンの一つを再現してみました。
この当時、本郷猛はショッカーの別計画を追ってヨーロッパで活動中。
おそらくロンドンのダイヤモンド相場での不審な動きの影にショッカーの陰謀があることを知り、ダイヤモンドの主要産地であるアフリカ奥地に渡っていたものと思われます。
一方、ショッカーアフリカ支部では、日本やヨーロッパでの“仮面ライダー”の活躍は、どこか遠い土地の話のようで、“仮面ライダー”について、それほど差し迫った脅威とは感じられていない様子が見て取れます。
「アフリカのダイヤモンド鉱山をショッカーのものにし、その鉱山から得られる利益を我らの軍資金にすると共に、世界経済を混乱させるため、なんとしてもあの優良鉱山のありかを探るのだ。征け、イソギンチャック!東の果て、日本へ」
「アフアフアフアフ。このイソギンチャックにお任せ下さい」

ショッカー首領のレリーフは今から約30年ほど前に、さそり男を一緒に製作した友人の手によるものです。
Fくん、今もこんな風に使わせていただいています!
ダイヤモンド鉱山の発見者、中山建造老人の孫の中山弘くん(中山老人は東京は老舗和菓子店の跡取りで江戸っ子である為、弘を「シロシ」と発音しています)の居場所を突き止めたイソギンチャック達、ショッカーアフリカ支部日本遠征部隊は梅村を目指します。
ダイヤモンド鉱山の地図のありかの手がかりを得るためイソギンチャックは弘くんの遠縁のおじさんで養父の“金尾為吉”氏を、頭頂部にある口から吸い込んでしまいます。

中山建造老人を演じたのは、「ウルトラQ」の第11話「バルンガ」の奈良丸明彦博士や、東宝映画「激動の昭和史 沖縄決戦 」で“渡辺正夫中将”を演じた青野平義サン。
中山老人、劇中で、藤岡弘、サン演ずる本郷猛に「君! 君! しっかりするんだ」と「君」呼ばわりされていますが、、藤岡弘、サンも所属していた劇団NLTの代表取締役社長を務めたこともある御仁。
その中山老人の孫、弘くんを演じたのは、「ウルトラセブン」の第45話「円盤が来た」のペロリンガ星人の人間体や「超人バロム・1」で主人公の一人、白鳥健太郎を演じた高野浩幸サン(なんとボクと6歳違い)。
そしてイソギンチャックに飲み込まれるけちんぼのおじさん“金尾為吉”【出典:「仮面ライダー特別版 ショッカーVol.1 (Official File Magazine)」】を演じたのは、「人造人間キカイダー」の“プロフェッサー・ギル”や「ジャイアントロボ」の“ドクトルオーヴァ”、そして東映映画「飢餓海峡 」で暗くて登場シーンがよく見えない木島忠吉を演じた安藤三男サン。
「アフアフアフアフ 俺の力を見たか」

金尾為吉氏が履いていたのは、ドイツ軍のジャックブーツによく似た長靴ってことにしておいてください。(ホントは地下足袋だけど…)
と、そんなところへ、“FBIの狗”こと滝和也が登場。
が、イソギンチャック少しも慌てず、アフリカから連れてきた子飼いの戦闘員に「吹き矢で殺れ!」と命令します。

吹き矢を手にするアフリカ支部の戦闘員。
劇中の吹き矢と同じく赤、黄、緑の“汎アフリカ色 ”にしてみました。
アフリカ支部の戦闘員の放った吹き矢は狙いも過たず滝に命中。
このピンチに仮面ライダー2号が登場。
「待てぃ、イソギンチャック!」
「アフアフアフアフ やって来たな、仮面ライダー! だが、貴様一人で俺に勝てるかな? アフアフアフアフ」
イソギンチャックの右手のムチがうなる!

果たして仮面ライダー2号勝つか!?、イソギンチャック勝つか!?
ダブルライダー編に続く?
鞘香嬢
「今回の記事でも、その威力をまざまざと見せつけたイソギンチャックの吸引力。
『仮面ライダー』の劇中ではその力を“風速100M”と表現しています。
では、一般的な家庭用掃除機の吸引力は、どのくらいなのでしょう?」
イソギンチャック
「昔の児童向け雑誌や怪獣怪人図鑑に載っていた『重さは象の何頭分、破壊力はジャイアント馬場選手の脳天唐竹割りの何百倍』ってやつだな、アフアフアフ」
鞘香嬢
「ええ、そうですね。あくまでもネット上での調査ですが…」
イソギンチャック
「アフアフアフ 何か言いづらそうだな… アフアフ」

※画像の掃除機は「SANQ サイクロンパワー掃除機 パワフルスイスイ」です。
鞘香嬢
「三菱電機のサイトによると、三菱電機の掃除機“風神”の吸引力は“風速約90m/s”だそうなんですよ…」
イソギンチャック
「アフ…アフアフ…」
鞘香嬢
「…」
イソギンチャック
「さすがプロレスリングのマット上のゴミを吸い取っていた三菱の掃除機“風神”。俺様の吸引力とほぼ同等とは大したものだアフアフアフアフ」
こちらもさすがアフリカ出身の怪人、イソギンチャック。
どこまでもポジティブシンキングでした。
昔は「ダブルライダー編」と称して、第40話「死斗! 怪人スノーマン対二人のライダー」、第41話「マグマ怪人ゴースター 桜島大決戦」、そして今回のイソギンチャックの登場する第49話「人喰い怪人イソギンチャック」の3本(のみ)が収録されたビデオが発売されていましたが、今はこちらに、ダブルライダー登場編(=桜島1号登場編)のうちイソギンチャックの回のみが収録されています。

我が黒江家には平成27年2月末に届きました。
このイソギンチャックは、なんと言っても「仮面ライダー」中盤を盛り上げる“ダブルライダー”編に登場した人気怪人。
さっそく遊んじゃいます。
イソギンチャックの使命はアフリカ奥地で発見されたダイヤモンド鉱山の地図を奪い、その鉱山をショッカーのものとすること。
そのため、そのダイヤモンド鉱山を発見した日本人、中山健造 老人を襲撃します。

一緒に写っているのは、やはりショッカーアフリカ支部の戦闘員に分したユニファイブ製の“戦闘員”。
イソギンチャックのソフビの圧倒的なボリュームにもご注目。
中山老人を追い込んだのもつかの間、中山老人が「おまへなんか海の底に引っ込んでいろ」と、放ったナイフに弱点(?)である体内部の胃腔を刺され、捕り逃がしてしまいます。
と、そこに現れたのが、仮面ライダー第1号こと“本郷猛”
それを見ていたイソギンチャック。
傍らの部下に一言。
「アイツは何者だ?」
ショッカーアフリカ支部の赤戦闘員がたどたどしい日本語で答えます。
「ホンゴータケシ 邪魔ナ奴ダ」

「仮面ライダー」の世界観を伺うことのできる第49話の名シーンの一つを再現してみました。
この当時、本郷猛はショッカーの別計画を追ってヨーロッパで活動中。
おそらくロンドンのダイヤモンド相場での不審な動きの影にショッカーの陰謀があることを知り、ダイヤモンドの主要産地であるアフリカ奥地に渡っていたものと思われます。
一方、ショッカーアフリカ支部では、日本やヨーロッパでの“仮面ライダー”の活躍は、どこか遠い土地の話のようで、“仮面ライダー”について、それほど差し迫った脅威とは感じられていない様子が見て取れます。
「アフリカのダイヤモンド鉱山をショッカーのものにし、その鉱山から得られる利益を我らの軍資金にすると共に、世界経済を混乱させるため、なんとしてもあの優良鉱山のありかを探るのだ。征け、イソギンチャック!東の果て、日本へ」
「アフアフアフアフ。このイソギンチャックにお任せ下さい」

ショッカー首領のレリーフは今から約30年ほど前に、さそり男を一緒に製作した友人の手によるものです。
Fくん、今もこんな風に使わせていただいています!
ダイヤモンド鉱山の発見者、中山建造老人の孫の中山弘くん(中山老人は東京は老舗和菓子店の跡取りで江戸っ子である為、弘を「シロシ」と発音しています)の居場所を突き止めたイソギンチャック達、ショッカーアフリカ支部日本遠征部隊は梅村を目指します。
ダイヤモンド鉱山の地図のありかの手がかりを得るためイソギンチャックは弘くんの遠縁のおじさんで養父の“金尾為吉”氏を、頭頂部にある口から吸い込んでしまいます。

中山建造老人を演じたのは、「ウルトラQ」の第11話「バルンガ」の奈良丸明彦博士や、東宝映画「激動の昭和史 沖縄決戦 」で“渡辺正夫中将”を演じた青野平義サン。
中山老人、劇中で、藤岡弘、サン演ずる本郷猛に「君! 君! しっかりするんだ」と「君」呼ばわりされていますが、、藤岡弘、サンも所属していた劇団NLTの代表取締役社長を務めたこともある御仁。
その中山老人の孫、弘くんを演じたのは、「ウルトラセブン」の第45話「円盤が来た」のペロリンガ星人の人間体や「超人バロム・1」で主人公の一人、白鳥健太郎を演じた高野浩幸サン(なんとボクと6歳違い)。
そしてイソギンチャックに飲み込まれるけちんぼのおじさん“金尾為吉”【出典:「仮面ライダー特別版 ショッカーVol.1 (Official File Magazine)」】を演じたのは、「人造人間キカイダー」の“プロフェッサー・ギル”や「ジャイアントロボ」の“ドクトルオーヴァ”、そして東映映画「飢餓海峡 」で暗くて登場シーンがよく見えない木島忠吉を演じた安藤三男サン。
「アフアフアフアフ 俺の力を見たか」

金尾為吉氏が履いていたのは、ドイツ軍のジャックブーツによく似た長靴ってことにしておいてください。(ホントは地下足袋だけど…)
と、そんなところへ、“FBIの狗”こと滝和也が登場。
が、イソギンチャック少しも慌てず、アフリカから連れてきた子飼いの戦闘員に「吹き矢で殺れ!」と命令します。

吹き矢を手にするアフリカ支部の戦闘員。
劇中の吹き矢と同じく赤、黄、緑の“汎アフリカ色 ”にしてみました。
アフリカ支部の戦闘員の放った吹き矢は狙いも過たず滝に命中。
このピンチに仮面ライダー2号が登場。
「待てぃ、イソギンチャック!」
「アフアフアフアフ やって来たな、仮面ライダー! だが、貴様一人で俺に勝てるかな? アフアフアフアフ」
イソギンチャックの右手のムチがうなる!

果たして仮面ライダー2号勝つか!?、イソギンチャック勝つか!?
ダブルライダー編に続く?
鞘香嬢
「今回の記事でも、その威力をまざまざと見せつけたイソギンチャックの吸引力。
『仮面ライダー』の劇中ではその力を“風速100M”と表現しています。
では、一般的な家庭用掃除機の吸引力は、どのくらいなのでしょう?」
イソギンチャック
「昔の児童向け雑誌や怪獣怪人図鑑に載っていた『重さは象の何頭分、破壊力はジャイアント馬場選手の脳天唐竹割りの何百倍』ってやつだな、アフアフアフ」
鞘香嬢
「ええ、そうですね。あくまでもネット上での調査ですが…」
イソギンチャック
「アフアフアフ 何か言いづらそうだな… アフアフ」

※画像の掃除機は「SANQ サイクロンパワー掃除機 パワフルスイスイ」です。
鞘香嬢
「三菱電機のサイトによると、三菱電機の掃除機“風神”の吸引力は“風速約90m/s”だそうなんですよ…」
イソギンチャック
「アフ…アフアフ…」
鞘香嬢
「…」
イソギンチャック
「さすがプロレスリングのマット上のゴミを吸い取っていた三菱の掃除機“風神”。俺様の吸引力とほぼ同等とは大したものだアフアフアフアフ」
こちらもさすがアフリカ出身の怪人、イソギンチャック。
どこまでもポジティブシンキングでした。
昔は「ダブルライダー編」と称して、第40話「死斗! 怪人スノーマン対二人のライダー」、第41話「マグマ怪人ゴースター 桜島大決戦」、そして今回のイソギンチャックの登場する第49話「人喰い怪人イソギンチャック」の3本(のみ)が収録されたビデオが発売されていましたが、今はこちらに、ダブルライダー登場編(=桜島1号登場編)のうちイソギンチャックの回のみが収録されています。
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ミサイルヤモリ(メディコム・トイ 東映レトロソフビコレクション 仮面ライダーV3)
(中江真司サンの美声で)「大東京壊滅作戦を計画したドクトル・ゲーの送った使者は、ミサイルを背負ったヤモリ怪人ことミサイルヤモリ!」

ということで、デストロンではなくメディコムから、予定通りに(!)送られてきた“ミサイルヤモリ”。
前回に引き続いての“メディコム 東映レトロソフビシリーズ”となります。
デストロン基地に登場したミサイルヤモリ。

このミサイルヤモリはドクトル・ゲーと共に来日した(?)“ジシャクイノシシ”から数えて4体目のドクトル・ゲーの配下の改造人間となります。
ヤモリの特性を生かして夜の帳が降りてから作戦開始。
闇夜に浮かぶその不敵な笑み。

これこそミサイルヤモリの真骨頂。
「人間ども、俺の力を知るが良い!」

カメバズーカ、タイホウバッファローそしてこのミサイルヤモリ、それに加えて“ヤモバズーカ”(あれ?)。
これらの改造人間を、デストロン屈指の“アウトレンジ部隊”と私は呼びたい。
「目標までの距離、36000ft」

夜明けの空めがけて発射されようとする背中のミサイル。
劇中の用途を見ていると、地対空ミサイルと地対地ミサイルが用意され、それぞれ体内に収納されているようです。
と、考えると、下半身に比べていかつい上半身のデザインに納得がいきますよね。
「ふっふっふ。実験はうまくいった。これからデストロンの大計画が始まるのだ!」

声をあてているのは、辻村真人サン。
頭頂部の凸部分にはミサイルの誘導装置があるものと思われます(ホント?)
(またまた中江慎司サンの声で)「ミサイルヤモリが告げた“デストロンの大計画”そしてミサイルヤモリの使命とは何か!」

劇中でこの大計画は、京浜石油コンビナートを破壊する“G-18計画”と呼称されています。
一方で、カルビーの“仮面ライダーV3カード290番”には、ミサイルヤモリの使命として「日本の政治の中心である国会議事堂を爆破し、日本を混乱におとしいれることである」と書かれています。
さて、この違いはなぜ起こったのでしょうか?
この謎を解く前に、この時点でのドクトル・ゲーのねらいを考えてみましょう。
デストロンドイツ支部より来日したデストロンの大幹部であるドクトル・ゲーは、来日前より“デストロン 四国占領作戦”を次のように計画していたと考えられます。
まず、ジシャクイノシシに陽動作戦を行わせつつ、ドクトル・ゲー自身は日本本土上陸を行う。
続いて、当面の敵、仮面ラーイダV3をガマボイラーにより抹殺。
その後、ハリフグアパッチを使って四国周辺の制海権を奪取。
そうしておいて、タイホウバッファローの援護の下、主力であるバーナーコウモリ&ミサイルヤモリ隊、スプレーネズミ&クサリガマテントウ隊、ギロチンザウルス&ドクバリグモ隊の3隊を四国に分散上陸させ、一気に四国を占領。
四国を支配下に置くことで、四国を橋頭堡とし日本並びに極東各地域を占領していく。
が、多数の怪人を動員して臨んだ“デストロン 四国占領作戦”ですが、このような計画通りには行かずあえなく頓挫してしまいました。
その大きな理由は、ガマボイラーが倒すはずの仮面ラーイダV3が辛うじて生きており、そのために、ミサイルヤモリの近接援護をするはずだったバーナーコウモリが急遽、仮面ラーイダV3にとどめを刺すために駆り出されて戦死してしまったことでしょう。
自分の近接支援をしてくれるはずのバーナーコウモリの戦死によって、ミサイルヤモリはバーナーコウモリの再生を待つ間もなく急遽、一人で仮面ラーイダV3と対峙することとなってしまいました。
というようなことで、ミサイルヤモリの使命そのものも混乱したまま後世に伝わることになってしまったと想像されるのです。
ミサイルヤモリの無念や思うべし。
なので後半は、ミサイルヤモリに大活躍してもらいましょう!
ミサイルヤモリ
「来たな、風見志郎!」
風見志郎
「変身!ブイスリー」
風見志郎、仮面ライダーV3に変身する。
仮面ラーイダV3
「どうだミサイルヤモリ、近接戦闘ではミサイルも放てまい」
ミサイルヤモリ
「変身したとて同じこと…」

クレーンに記された“IHI”のロゴもまぶしい石川島播磨重工業での死闘は続く。
ミサイルヤモリ
「俺のミサイルを受けてみろ!」

ミサイルヤモリには、主兵装である背中のミサイルの他に、右手には小型の三連装ミサイルがついているのだ。
バババババーン!
ミサイルヤモリが右手をV3に向けるやいなや、その手の甲から発射された高性能ミサイルがV3に命中した。
「ふっふっふ。どうしたV3」

はたして、V3勝つか!?、ミサイルヤモリ勝つか!?
ということで、今回、ミサイルヤモリにはテレビや映画以上に活躍してもらったつもりです。
ブログ記事作成にあたり、ミサイルヤモリが登場する「仮面ライダーV3」第16話「ミサイルを背おったヤモリ怪人!」と劇場公開作品・映画「仮面ライダーV3対デストロン怪人」を見返してみました。
と、あることに気がつきました。
ミサイルヤモリ初登場の「仮面ライダーV3」第16話「ミサイルを背おったヤモリ怪人!」において、ミサイルヤモリは、背中のミサイルについて「貴重な第1発」と言い、“V3回転フルフルキック”を受けた後、慌ててそのミサイルを自分の手で背中から外します。
これは“デストロン 四国上陸作戦”を控えたミサイルヤモリにとっては、今、自らのミサイルの誘爆で死ぬわけにはいかないとの思いがあってのことでしょう。
一方、再生された後の映画「仮面ライダーV3対デストロン怪人」では、タイホウバッファローの猛射を浴びつつも、背中のミサイルそのままに仮面ライダーV3と、その最期の瞬間まで戦い続けています。
タイホウバッファローの斉射は画面奥から手前にむけて行われ、画面手前で戦っているミサイルヤモリは、タイホウバッファローの斉射に気がついてから、背中のミサイルを外す時間は十分あるのに外そうとはしません。
それはきっと“四国の地を踏み、仮面ライダー1号、2号そしてV3とまみえたからには、このままV3と差し違えてもよい”という思いがあったからではないでしょうか。
そんなことを考えると、泣けてきます。
それに引き替え…。

民政党・田口正治代議士
「まぁ集団的自衛権、戦後70年の問題が出ておるわけですが、日本列島というのは、これは日本人だけのものではないのであれますからして」
えっと、ミサイルヤモリの使命の一つはなんでしたっけ…?。
最後の一瞬まで勝利をあきらめないミサイルヤモリのベストバウトが見られるのはこちら。
作戦全体の成功のためなら死をも恐れないミサイルヤモリのベストバウトが見られるのはこちら。

ということで、デストロンではなくメディコムから、予定通りに(!)送られてきた“ミサイルヤモリ”。
前回に引き続いての“メディコム 東映レトロソフビシリーズ”となります。
デストロン基地に登場したミサイルヤモリ。

このミサイルヤモリはドクトル・ゲーと共に来日した(?)“ジシャクイノシシ”から数えて4体目のドクトル・ゲーの配下の改造人間となります。
ヤモリの特性を生かして夜の帳が降りてから作戦開始。
闇夜に浮かぶその不敵な笑み。

これこそミサイルヤモリの真骨頂。
「人間ども、俺の力を知るが良い!」

カメバズーカ、タイホウバッファローそしてこのミサイルヤモリ、それに加えて“ヤモバズーカ”(あれ?)。
これらの改造人間を、デストロン屈指の“アウトレンジ部隊”と私は呼びたい。
「目標までの距離、36000ft」

夜明けの空めがけて発射されようとする背中のミサイル。
劇中の用途を見ていると、地対空ミサイルと地対地ミサイルが用意され、それぞれ体内に収納されているようです。
と、考えると、下半身に比べていかつい上半身のデザインに納得がいきますよね。
「ふっふっふ。実験はうまくいった。これからデストロンの大計画が始まるのだ!」

声をあてているのは、辻村真人サン。
頭頂部の凸部分にはミサイルの誘導装置があるものと思われます(ホント?)
(またまた中江慎司サンの声で)「ミサイルヤモリが告げた“デストロンの大計画”そしてミサイルヤモリの使命とは何か!」

劇中でこの大計画は、京浜石油コンビナートを破壊する“G-18計画”と呼称されています。
一方で、カルビーの“仮面ライダーV3カード290番”には、ミサイルヤモリの使命として「日本の政治の中心である国会議事堂を爆破し、日本を混乱におとしいれることである」と書かれています。
さて、この違いはなぜ起こったのでしょうか?
この謎を解く前に、この時点でのドクトル・ゲーのねらいを考えてみましょう。
デストロンドイツ支部より来日したデストロンの大幹部であるドクトル・ゲーは、来日前より“デストロン 四国占領作戦”を次のように計画していたと考えられます。
まず、ジシャクイノシシに陽動作戦を行わせつつ、ドクトル・ゲー自身は日本本土上陸を行う。
続いて、当面の敵、仮面ラーイダV3をガマボイラーにより抹殺。
その後、ハリフグアパッチを使って四国周辺の制海権を奪取。
そうしておいて、タイホウバッファローの援護の下、主力であるバーナーコウモリ&ミサイルヤモリ隊、スプレーネズミ&クサリガマテントウ隊、ギロチンザウルス&ドクバリグモ隊の3隊を四国に分散上陸させ、一気に四国を占領。
四国を支配下に置くことで、四国を橋頭堡とし日本並びに極東各地域を占領していく。
が、多数の怪人を動員して臨んだ“デストロン 四国占領作戦”ですが、このような計画通りには行かずあえなく頓挫してしまいました。
その大きな理由は、ガマボイラーが倒すはずの仮面ラーイダV3が辛うじて生きており、そのために、ミサイルヤモリの近接援護をするはずだったバーナーコウモリが急遽、仮面ラーイダV3にとどめを刺すために駆り出されて戦死してしまったことでしょう。
自分の近接支援をしてくれるはずのバーナーコウモリの戦死によって、ミサイルヤモリはバーナーコウモリの再生を待つ間もなく急遽、一人で仮面ラーイダV3と対峙することとなってしまいました。
というようなことで、ミサイルヤモリの使命そのものも混乱したまま後世に伝わることになってしまったと想像されるのです。
ミサイルヤモリの無念や思うべし。
なので後半は、ミサイルヤモリに大活躍してもらいましょう!
ミサイルヤモリ
「来たな、風見志郎!」
風見志郎
「変身!ブイスリー」
風見志郎、仮面ライダーV3に変身する。
仮面ラーイダV3
「どうだミサイルヤモリ、近接戦闘ではミサイルも放てまい」
ミサイルヤモリ
「変身したとて同じこと…」

クレーンに記された“IHI”のロゴもまぶしい石川島播磨重工業での死闘は続く。
ミサイルヤモリ
「俺のミサイルを受けてみろ!」

ミサイルヤモリには、主兵装である背中のミサイルの他に、右手には小型の三連装ミサイルがついているのだ。
バババババーン!
ミサイルヤモリが右手をV3に向けるやいなや、その手の甲から発射された高性能ミサイルがV3に命中した。
「ふっふっふ。どうしたV3」

はたして、V3勝つか!?、ミサイルヤモリ勝つか!?
ということで、今回、ミサイルヤモリにはテレビや映画以上に活躍してもらったつもりです。
ブログ記事作成にあたり、ミサイルヤモリが登場する「仮面ライダーV3」第16話「ミサイルを背おったヤモリ怪人!」と劇場公開作品・映画「仮面ライダーV3対デストロン怪人」を見返してみました。
と、あることに気がつきました。
ミサイルヤモリ初登場の「仮面ライダーV3」第16話「ミサイルを背おったヤモリ怪人!」において、ミサイルヤモリは、背中のミサイルについて「貴重な第1発」と言い、“V3回転フルフルキック”を受けた後、慌ててそのミサイルを自分の手で背中から外します。
これは“デストロン 四国上陸作戦”を控えたミサイルヤモリにとっては、今、自らのミサイルの誘爆で死ぬわけにはいかないとの思いがあってのことでしょう。
一方、再生された後の映画「仮面ライダーV3対デストロン怪人」では、タイホウバッファローの猛射を浴びつつも、背中のミサイルそのままに仮面ライダーV3と、その最期の瞬間まで戦い続けています。
タイホウバッファローの斉射は画面奥から手前にむけて行われ、画面手前で戦っているミサイルヤモリは、タイホウバッファローの斉射に気がついてから、背中のミサイルを外す時間は十分あるのに外そうとはしません。
それはきっと“四国の地を踏み、仮面ライダー1号、2号そしてV3とまみえたからには、このままV3と差し違えてもよい”という思いがあったからではないでしょうか。
そんなことを考えると、泣けてきます。
それに引き替え…。

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「まぁ集団的自衛権、戦後70年の問題が出ておるわけですが、日本列島というのは、これは日本人だけのものではないのであれますからして」
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テレビバエ(メディコム・トイ 東映レトロソフビコレクション 仮面ライダーV3)

※当記事の中には催眠効果のある画像があります。
長く見つめると悪の組織“デストロン”の奴隷になってしまいますのでお気をつけ下さい。
(沢りつおサンの声で)「久々のデストロンの改造人間の登場だ、フラーイ!」

ということで、予定より若干遅れて平成27年1月半ばに届きました“メディコム・トイ 東映レトロソフビコレクション”の“テレビバエ”。
予想を超えたそのボリュームにびっくり!。
このテレビバエは「仮面ライダーV3」の第3話と第4話に登場した怪人です。

大人気のうちに終了した「仮面ライダー」の後番組として始まった「仮面ライダーV3」。
シリーズ当初は2話完結、登場する怪人も2体という展開に大興奮していたことを思い出します。
特に初期のデストロン怪人は子供雑誌にもその写真が多く使われボクの大好きな怪人がたくさんいます。
(多く登場していたから好きになったのかも?)
そんな大好きなデストロン怪人の一体がテレビバエ。
目がテレビという比較的わかりやすいデザインのため、クレヨンで広告の裏やスケッチブックに、このテレビバエの絵をよく描いていたものです。
そんなテレビバエの武器は、両眼も兼ねたテレビジョンモニターから発せられる催眠光線。

「テレビ・バエの目がうずまきの光線をだしはじめたら、あぶない!!催眠にかかってしまうぞ。気をつけろ、やつはおそろしい改造人間なのだ」(カルビー 仮面ライダーV3カード69より)
第一総合病院の関三郎医師を改造して作られたテレビバエ。
見た目は関医師の姿となったテレビバエは、病院に来た人々に催眠光線を浴びせ次々に“デストロンのドレイ”にしてしまいます。

関三郎医師を演じたのは映画「戦争と人間」シリーズで、和泉雅子サン演じる梅谷邦ちゃんのお父さんである梅谷庄吉役の山田禅二サン。
ですので、素体にかなりのロートルを使用した改造人間ってことになりますね。
仮面ライダーV3には、本人も知らない“二十六の秘密”があるとされ、その秘密をデストロンも探っています。
ですので当然、このテレビバエもその“V3二十六の秘密”を探りだそうとします。
そして、今回計画された恐怖の作戦とは…。
少年ライダー隊の本部が置かれているのは、立花藤兵衛が経営するスポーツ用品店“セントラル・スポーツ”。
その“セントラル・スポーツ”開店の日に“デストロン与利”と書かれている開店祝いの花輪が届きました。
その花輪の送り主の住所は“中央区高千穂1-13”。
そこへ急行する風見志郎。
行ってみると何の変哲もない倉庫街。
ですが、テレビバエが待ち構えていました。

「待っていたぞV3。俺様が相手だ。フラーイ!」
仮面ライダーV3とテレビバエの死闘が続きます。

「気をつけろV3! テレビバエの目の光の点滅は殺人電波が発せられている証だ」
※画像の仮面ライダーV3は、放映当時にバンダイから発売されていた“仮面ライダーV3ソフビ”。
なぜ使い続けているかは“仮面ライダーV3二十七の秘密”の一つだ!
戦いを続けている間に、実はテレビバエは隠された使命を実行していました。
テレビバエの隠された使命とは、デストロン本部にあるコンピューターが件の“V3二十六の秘密”を分析するために必要な仮面ライダーV3の動きを撮影すること。

このテレビバエの顔のどこかに、撮影用のカメラが隠されているはずなのです。
「V3、これだけ撮れれば貴様の秘密は暴いたも同然! 次に会う時はおまえが死ぬ時だ!」

4枚の強力な羽を使って飛び去るテレビバエ、仮面ライダーV3のジャンプ力60mでは、テレビバエを追いかけることは不可能です。
「よくやったテレビバエ、そしてデストロン科学陣の諸君!さっそく、テレビバエの撮影した映像をコンピュータで分析するのだ」
デストロン首領の声がアジトに響きます。

“V3二十六の秘密”とは何か、V3の弱点はデストロンによって解明されてしまうのか!
平成27年10月?にアップ予定の“イカファイア(メディコム・トイ 東映レトロソフビコレクション 仮面ライダーV3)”に続く?
テレビバエ
「ダメですよ、先輩。もう勘弁してください。早く任務に戻らないと…」

ハエ男
「良いじゃないか、あと、もう少しだけ見せろよ!」
《おしまい》
「今回のブログ記事のテレビバエたちの台詞は黒江龍雄が適当に考えたもので、正しい台詞が聞けるのはこちらだなのだフラーイ」
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