アントラー【M1号:マルサン 復刻 ブラウン成型色/特別カラー版】
磁力怪獣アントラーと言えば、特撮テレビ番組「ウルトラマン」の初期に登場し、ウルトラマンを苦しめた怪獣で、「ウルトラマン」本編の1週間前に放映された特別番組「ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生」にも登場した人気怪獣でもあります。
その磁力怪獣アントラーが、この夏、ウルトラマン誕生50周年に合わせて、M1号さんよりマルサン復刻版ということで発売されました。

おもちゃ、特にソフビ怪獣は、ことあるごとに“○○限定版”等ということで発売されることが多くなっています。そのあたりは原型、金型の制作費の回収という商業上の視点もありあながち否定するものではありませんし、むしろバリエーションが増えて楽しいととらえることもできるでしょう。
ただボクが今回、この磁力怪獣アントラーを入手したかったのは別の意味があったからです。
それは…。
磁力怪獣アントラーの魅力は先にも触れたとおり、特撮テレビ番組「ウルトラマン」の初期すなわち第7話「バラージの青い石」に登場したこともあり、各種媒体に多く採り上げられていたこともあります。
また登場した第7話「バラージの青い石」のお話が、日本が舞台でないこと、初めて他国の科学特捜隊員が出てきたこと、ウルトラマンの祖先(?)がすでに地球に来訪し、地球人のために戦っていたことが想像されることなどが描写され、その「ウルトラマン」の世界を大きく広げるものとなっています。
そして何より、お話がスタートして7話目に登場したこの磁力怪獣アントラーが“ウルトラマンの必殺技であるスペシウム光線が効かない”という特性をもっており、そのために“ウルトラマンの攻撃以外の手段で倒される”初の怪獣となっています。

そんな磁力怪獣アントラーですが、実はおもちゃ的にも魅力あふれる怪獣なのです。
それは倉治隆さんによる研究資料「怪獣玩具」も記載されているとおり「ウルトラマン」放映当時、最多の可動部位を持つ怪獣だったからです。
当時発売されていた一般的なソフビ怪獣は、首、左右の手足と基本的には5ヶ所が可動します。
まれに尻尾が動く怪獣もおり、それで6ヶ所の可動となります。
ところがこのソフビの磁力怪獣アントラーは首、左右の手足に加えて左右の大あごの7ヵ所が可動する怪獣となっています。
お話は今から約28年程前にさかのぼります。
地方から進学のために上京したボクたち。
当時はインターネットもなく、まんだらけも古川益三さんが店舗でレジ打ちをしているという状況でした。
そんな中、雑誌「宇宙船」(※当時は朝日ソノラマ発行)に掲載された広告を頼りに、下北沢を中心とした“アンティーク・トイショップ”によく出かけていました。
学生のことでしたから、それほど高価なものは買えなかったのですが、先日、メディコムトイから復刻版の販売が無事完了した“亀マークのタイガーマスクソフビシリーズ”、私が時折当ブログで紹介している“バンダイのスタンダードサイズ ショッカー怪人”等は、なんとか購入できた時代でした。
そして学生生活が終わりを告げるとき、それはそれぞれが仕事の道に進む時だったのですが、親友のFくんが記念にと購入したのが、この磁力怪獣アントラーでした。
購入のきっかけは、先に挙げたストーリー上の、そしておもちゃとしての磁力怪獣アントラーの魅力だとFくんは言っていました。
生前のFくんの自宅にお邪魔することはそれほど多くなかったのですが、その部屋に飾られていたのが、その時に買った磁力怪獣アントラーでした。
そんなわけで“ウルトラマン50周年”そして“Fくんの1周忌”が重なった年に、思い出の磁力怪獣アントラーが復刻されたのも、不思議な縁と思い、購入するに至ったわけです。
中近東の砂漠に生息する“磁力怪獣アントラー”は別名“蟻じごく怪獣”とも呼ばれています。
一説によると5000年前から存在していると言われ、昆虫アリジゴクのような巣穴を堀り、そこの近くを獲物が通りかかるのを待ち構えています。

ひとたび獲物が通りかかるや、大あごの間から七色の“磁力光線”を発射し、獲物を引き寄せて捕らえます。

金属を主食としているとされる“磁力怪獣アントラー”。
おそらくかつては、砂漠を行くキャラバン隊等を襲って食していたと思われますが、近年、航空機がその頭上を飛ぶことが増え、それを襲うことにより巨大化していったのではないかとボクは想像しています。
「ウルトラマン」第3話「科特隊出撃せよ」に登場する“透明怪獣ネロンガ”も江戸時代にその出現が記録され、当時は“村井強衛門”なる侍に退治されたと劇中で語られています。
これなども昔は“透明怪獣ネロンガ”の主食たる電気エネルギーが落雷程度でしか手に入らなかったため巨大化していませんでしたが、近代化の中で発電所ができ、そこからの電気を吸収することで巨大化したのではないと想像しています。ボクは。
そんなわけでかどうかわかりませんが、巨大化した“磁力怪獣アントラー”は、砂漠の街・バラージの城郭に迫っていきます。

“磁力怪獣アントラー”のために、行商もルートを変え、行き来する人も絶えてしまったパラージの街。
今度はの城郭も“磁力怪獣アントラー”により破壊されようとしています。

いよいよアントラーの大あごが宮殿の一角を捕らえました。
今なら世界遺産に登録される(?)パラージ宮殿の最期を迎えるのでしょうか?

と、その時です。
磁力怪獣アントラーが砂漠の空の向こうに青く光って飛行する物体を発見しました。
その物体めがけてアントラーは七色の磁力光線を照射、青いく光る物体はしばらく抵抗していましたが、いよいよ抗しきれず砂漠に墜落。
そこから“宇宙怪獣ベムラー”が現れました。

「ギャーオー!」
「ガチッ!ガチッ!」
砂漠に照り付ける太陽のもと、二大怪獣の激闘です。

“宇宙怪獣ベムラー”は口から青い熱線を吐きますが、あまつさえ硬い甲殻に覆われ、砂漠の日差しに慣れた“磁力怪獣アントラー”には効果がないようです。
あっ、“磁力怪獣アントラー”の大あごが、“宇宙怪獣ベムラー”の細い体を捕らえました。
近接戦になるとほとんど機能しない“宇宙怪獣ベムラー”の前足は役には立ちません。

「ガチッ!ガチッ!」
「ギャー、ギャー…」
「ガチッ!ガチッ!」
断末魔の叫びをあげる“宇宙怪獣ベムラー”
“磁力怪獣アントラー”の勝利です。
※本稿を書くにあたり「怪獣解剖図鑑」【朝日ソノラマ】の「砂漠の大決闘 アントラー ペギラ ベムラー」を参考にさせていただきました。
さる8月15日、Fくんの新盆ということで、南樽太郎さん、よどみかおるさんとボクの3人でFくんにお線香をあげてきました。
その際、ご家族のご了承をいただき撮影してきたのが、こちら。
Fくんが今から28年程前に、アンティークトイショップ(おそらく下北沢にある“甘辛人生劇場 懐かし屋”さんではなかったかしら)で購入した“磁力怪獣アントラー”

今は幽明境を異にすることとなってしまったFくん。
でもこうして物を通してお話ができるような気がしています。

パラージの青い石を模したビー玉とバンダイのガシャポン“HGブルマァク魂”シリーズのアントラー(2種)。

いつかまた、こうしてみんなで遊びましょう!
今回、参考にさせていただいたのはこちら。
“磁力怪獣アントラー”の登場する第7話「パラージの青い石」が覚められているのはこちら。


いつも参考にさせていただいている倉治隆さんの労作。


そして怪獣の解剖図もさることながら、この本のみの怪獣同士の戦いが素敵な挿絵で描かれている本がこちら。


上の本には「大復刻怪獣大図鑑」と名付けられた復刻版も出ています。
その磁力怪獣アントラーが、この夏、ウルトラマン誕生50周年に合わせて、M1号さんよりマルサン復刻版ということで発売されました。

おもちゃ、特にソフビ怪獣は、ことあるごとに“○○限定版”等ということで発売されることが多くなっています。そのあたりは原型、金型の制作費の回収という商業上の視点もありあながち否定するものではありませんし、むしろバリエーションが増えて楽しいととらえることもできるでしょう。
ただボクが今回、この磁力怪獣アントラーを入手したかったのは別の意味があったからです。
それは…。
磁力怪獣アントラーの魅力は先にも触れたとおり、特撮テレビ番組「ウルトラマン」の初期すなわち第7話「バラージの青い石」に登場したこともあり、各種媒体に多く採り上げられていたこともあります。
また登場した第7話「バラージの青い石」のお話が、日本が舞台でないこと、初めて他国の科学特捜隊員が出てきたこと、ウルトラマンの祖先(?)がすでに地球に来訪し、地球人のために戦っていたことが想像されることなどが描写され、その「ウルトラマン」の世界を大きく広げるものとなっています。
そして何より、お話がスタートして7話目に登場したこの磁力怪獣アントラーが“ウルトラマンの必殺技であるスペシウム光線が効かない”という特性をもっており、そのために“ウルトラマンの攻撃以外の手段で倒される”初の怪獣となっています。

そんな磁力怪獣アントラーですが、実はおもちゃ的にも魅力あふれる怪獣なのです。
それは倉治隆さんによる研究資料「怪獣玩具」も記載されているとおり「ウルトラマン」放映当時、最多の可動部位を持つ怪獣だったからです。
当時発売されていた一般的なソフビ怪獣は、首、左右の手足と基本的には5ヶ所が可動します。
まれに尻尾が動く怪獣もおり、それで6ヶ所の可動となります。
ところがこのソフビの磁力怪獣アントラーは首、左右の手足に加えて左右の大あごの7ヵ所が可動する怪獣となっています。
お話は今から約28年程前にさかのぼります。
地方から進学のために上京したボクたち。
当時はインターネットもなく、まんだらけも古川益三さんが店舗でレジ打ちをしているという状況でした。
そんな中、雑誌「宇宙船」(※当時は朝日ソノラマ発行)に掲載された広告を頼りに、下北沢を中心とした“アンティーク・トイショップ”によく出かけていました。
学生のことでしたから、それほど高価なものは買えなかったのですが、先日、メディコムトイから復刻版の販売が無事完了した“亀マークのタイガーマスクソフビシリーズ”、私が時折当ブログで紹介している“バンダイのスタンダードサイズ ショッカー怪人”等は、なんとか購入できた時代でした。
そして学生生活が終わりを告げるとき、それはそれぞれが仕事の道に進む時だったのですが、親友のFくんが記念にと購入したのが、この磁力怪獣アントラーでした。
購入のきっかけは、先に挙げたストーリー上の、そしておもちゃとしての磁力怪獣アントラーの魅力だとFくんは言っていました。
生前のFくんの自宅にお邪魔することはそれほど多くなかったのですが、その部屋に飾られていたのが、その時に買った磁力怪獣アントラーでした。
そんなわけで“ウルトラマン50周年”そして“Fくんの1周忌”が重なった年に、思い出の磁力怪獣アントラーが復刻されたのも、不思議な縁と思い、購入するに至ったわけです。
中近東の砂漠に生息する“磁力怪獣アントラー”は別名“蟻じごく怪獣”とも呼ばれています。
一説によると5000年前から存在していると言われ、昆虫アリジゴクのような巣穴を堀り、そこの近くを獲物が通りかかるのを待ち構えています。

ひとたび獲物が通りかかるや、大あごの間から七色の“磁力光線”を発射し、獲物を引き寄せて捕らえます。

金属を主食としているとされる“磁力怪獣アントラー”。
おそらくかつては、砂漠を行くキャラバン隊等を襲って食していたと思われますが、近年、航空機がその頭上を飛ぶことが増え、それを襲うことにより巨大化していったのではないかとボクは想像しています。
「ウルトラマン」第3話「科特隊出撃せよ」に登場する“透明怪獣ネロンガ”も江戸時代にその出現が記録され、当時は“村井強衛門”なる侍に退治されたと劇中で語られています。
これなども昔は“透明怪獣ネロンガ”の主食たる電気エネルギーが落雷程度でしか手に入らなかったため巨大化していませんでしたが、近代化の中で発電所ができ、そこからの電気を吸収することで巨大化したのではないと想像しています。ボクは。
そんなわけでかどうかわかりませんが、巨大化した“磁力怪獣アントラー”は、砂漠の街・バラージの城郭に迫っていきます。

“磁力怪獣アントラー”のために、行商もルートを変え、行き来する人も絶えてしまったパラージの街。
今度はの城郭も“磁力怪獣アントラー”により破壊されようとしています。

いよいよアントラーの大あごが宮殿の一角を捕らえました。
今なら世界遺産に登録される(?)パラージ宮殿の最期を迎えるのでしょうか?

と、その時です。
磁力怪獣アントラーが砂漠の空の向こうに青く光って飛行する物体を発見しました。
その物体めがけてアントラーは七色の磁力光線を照射、青いく光る物体はしばらく抵抗していましたが、いよいよ抗しきれず砂漠に墜落。
そこから“宇宙怪獣ベムラー”が現れました。

「ギャーオー!」
「ガチッ!ガチッ!」
砂漠に照り付ける太陽のもと、二大怪獣の激闘です。

“宇宙怪獣ベムラー”は口から青い熱線を吐きますが、あまつさえ硬い甲殻に覆われ、砂漠の日差しに慣れた“磁力怪獣アントラー”には効果がないようです。
あっ、“磁力怪獣アントラー”の大あごが、“宇宙怪獣ベムラー”の細い体を捕らえました。
近接戦になるとほとんど機能しない“宇宙怪獣ベムラー”の前足は役には立ちません。

「ガチッ!ガチッ!」
「ギャー、ギャー…」
「ガチッ!ガチッ!」
断末魔の叫びをあげる“宇宙怪獣ベムラー”
“磁力怪獣アントラー”の勝利です。
※本稿を書くにあたり「怪獣解剖図鑑」【朝日ソノラマ】の「砂漠の大決闘 アントラー ペギラ ベムラー」を参考にさせていただきました。
さる8月15日、Fくんの新盆ということで、南樽太郎さん、よどみかおるさんとボクの3人でFくんにお線香をあげてきました。
その際、ご家族のご了承をいただき撮影してきたのが、こちら。
Fくんが今から28年程前に、アンティークトイショップ(おそらく下北沢にある“甘辛人生劇場 懐かし屋”さんではなかったかしら)で購入した“磁力怪獣アントラー”

今は幽明境を異にすることとなってしまったFくん。
でもこうして物を通してお話ができるような気がしています。

パラージの青い石を模したビー玉とバンダイのガシャポン“HGブルマァク魂”シリーズのアントラー(2種)。

いつかまた、こうしてみんなで遊びましょう!
今回、参考にさせていただいたのはこちら。
“磁力怪獣アントラー”の登場する第7話「パラージの青い石」が覚められているのはこちら。
いつも参考にさせていただいている倉治隆さんの労作。
そして怪獣の解剖図もさることながら、この本のみの怪獣同士の戦いが素敵な挿絵で描かれている本がこちら。
上の本には「大復刻怪獣大図鑑」と名付けられた復刻版も出ています。
- 関連記事
-
- ヒッポリト星人(BEAMS×M1号:ピンク) (2012/07/17)
- アントラー【M1号:マルサン 復刻 ブラウン成型色/特別カラー版】 (2016/08/20)
- 風船怪獣 バルンガ 【M1号】 (2020/07/25)
- 初代ゴジラ(M1号) (2014/11/15)
- 世紀の大怪獣 中島春雄【M1号】 (2019/11/02)
吸血マンモス(メディコム・トイ 東映レトロソフビコレクション 仮面ライダーV3)
(中江真司サンの割と太目な声で)「キバ一族の名に懸けて繰り出したキバ一族最強の怪人“吸血マンモス”。不気味にとどろくキバ一族の呪いの太鼓!」

ということで、「仮面ライダーV3」に登場した怪人たちの中でも、商品化の機会に恵まれなかったのが番組中盤に登場する怪人たち。
そんな中から、今回、メディコムさんが“メディコム・トイ 東映レトロソフビコレクション”シリーズで商品化してくれたのが“、こちらの吸血マンモス”。
先日、届きましたので、さっそく遊んでみたいと思います。
「仮面ライダーV3」のお話は、基本的には、仮面ライダー1号、2号の後を引き継いだ“仮面ライダーV3”が、悪の組織“デストロン”と戦うという流れになっていますが、大きく分けると次のようになります。
1.機械と動物とを合成した2体の“デストロン”怪人が連携して作戦を実施する。
2.大幹部“ドクトルG”の指揮のもと、機械と動物とを合成した怪人が作戦を実施する。
3.“デストロン”と共闘関係にある“キバ一族”の長、“キバ男爵”の指揮のもと、キバ一族の怪人が作戦を実施する。
4.キバ一族と同じく“デストロン”と共闘関係にある“ツバサ一族”が“ツバサ大僧正”の指揮のもと、作戦を実行する。
5.“デストロン”の“ヨロイ軍団がヨロイ元帥の指揮のもと、作戦を実行する。
このような流れの中で、登場した吸血マンモス。
風格も堂々としており、キバ一族の主要怪人の一人と言えるでしょう。

画像は、劇中、北町の倉庫街で、仮面ライダーV3と初めて戦った場面をイメージして撮影してみました。
吸血マンモスの使命は、日本の政治、経済、文化を動かす“大物”の頭脳を改造してしまおうという“日本頭脳改造作戦”の実行。
ところが「上手の手から水が漏る」の例えもある通り、デストロンのアジトから一人の男が脱走しました。
北町の倉庫街まで逃げてきた男はこの計画を、あろうことか“少年ライダー隊”に密告してしまいます。

劇中、北町の倉庫街と呼ばれるロケ地は横浜の“赤レンガ倉庫街”のようです。
たまたま、今回の吸血マンモス撮影の直前に“チャンネルNECO”で視聴した「ミラーマン」の「パイロット版」も、こちらの“赤レンガ倉庫街”で撮影されていました。
この横浜の倉庫街は、当時、特撮はじめ各種のドラマでもよく使われていましたよね。
倉庫街に潜伏していた脱走者を追い詰めた吸血マンモス。
「貴様の体の血を一滴残らず吸い取ってやる! ブローッ!」

マンモスをモチーフにしているだけあって印象的な鼻。
この鼻は、伸縮自在で、作品を未見の皆さんでも想像がつくと思いますが、血を吸うことができます。
「V3、これでもくらえ『血の霧』!」

この鼻は、血を吸うだけでなく吹き出すこともでき、“血の霧”と呼ばれる技を使う部位ともなるようです。
おそらくため込んでいた血に、体内にある特殊な物質を混ぜて噴射する技と思われます。
吸血マンモスの武器は、他に、穂先に牙を利用した槍があります。
(今回は残念ながらモデリングはされませんでしたが)
その槍を持つのがこちらの右手。

以前の記事も書いたのですが、値段上がっても構わないので、その怪人の持つ専用の小物も付けてほしいです!
続いて左手を見てみましょう。

こちらは、いかにもマンモスの前足って感じの形状をしています。
「怒れ!『悪の大地』!」

「ズ、ズーン!」

と、こんな感じで、地面に左手を叩き付け地震を起こすことができます。
「キバ一族の誇りと栄光にかけて絶対にお前を殺す!」

いまだに旧バンダイの仮面ライダーV3のソフビを使用して撮影しています。
「くらえっ! V3!」

キバの先端が折れ、中から、銃弾のようなものが発射されます。
「仮面ライダーV3」の中盤以降の怪人は、「仮面ライダーV3カード」にも登場せず、各種怪人図鑑等にも、一体ずつ詳しく書かれていないことが多いので、今一つ、技や武器の名前や威力についてわからないことが多いのです。
果たして、吸血マンモスの“ドゥーブー魔術”攻撃 勝つか!、仮面ライダーV3の三段回転キック 勝つか!?

そんな戦いの中…。
「ん?!」

視線を感じて振り返る吸血マンモス!
その視線の主とは…。

「アフリカの奥地出身というプロフィール、響いてくる太鼓の音、そして何より、あの容姿。すてきだわ」
吸血マンモスに熱い視線を送っていたのは、誰あろう“ジャングルの女王 シーナ”さんでした。
「お嬢さん。吸血マンモスが気になるのかい?俺は、彼にちょっとかかわりのあるものでね…。なんなら紹介しようか?」と、“エースのジョー”こと宍戸錠の登場!

ちなみに、ネタバレになりますが、吸血マンモスは、キバ一族の長にして、デストロン大幹部である“キバ男爵”が変身した姿なのです。
その“キバ男爵”を演じていたのが、“郷鍈治”サン。
その“郷鍈治”サンは、“エースのジョー”こと“宍戸錠”サンの実弟、とまぁ、こんな関係になるわけですね。
と、そんなわけで、吸血マンモスの活躍が見られるのはこちら。


いよいよ来月は、今回、登場した吸血マンモスが所属する“キバ一族”の魔女スミロドーンこと“原始タイガー”のソフビが発売されます。
楽しみ楽しみ…。

ということで、「仮面ライダーV3」に登場した怪人たちの中でも、商品化の機会に恵まれなかったのが番組中盤に登場する怪人たち。
そんな中から、今回、メディコムさんが“メディコム・トイ 東映レトロソフビコレクション”シリーズで商品化してくれたのが“、こちらの吸血マンモス”。
先日、届きましたので、さっそく遊んでみたいと思います。
「仮面ライダーV3」のお話は、基本的には、仮面ライダー1号、2号の後を引き継いだ“仮面ライダーV3”が、悪の組織“デストロン”と戦うという流れになっていますが、大きく分けると次のようになります。
1.機械と動物とを合成した2体の“デストロン”怪人が連携して作戦を実施する。
2.大幹部“ドクトルG”の指揮のもと、機械と動物とを合成した怪人が作戦を実施する。
3.“デストロン”と共闘関係にある“キバ一族”の長、“キバ男爵”の指揮のもと、キバ一族の怪人が作戦を実施する。
4.キバ一族と同じく“デストロン”と共闘関係にある“ツバサ一族”が“ツバサ大僧正”の指揮のもと、作戦を実行する。
5.“デストロン”の“ヨロイ軍団がヨロイ元帥の指揮のもと、作戦を実行する。
このような流れの中で、登場した吸血マンモス。
風格も堂々としており、キバ一族の主要怪人の一人と言えるでしょう。

画像は、劇中、北町の倉庫街で、仮面ライダーV3と初めて戦った場面をイメージして撮影してみました。
吸血マンモスの使命は、日本の政治、経済、文化を動かす“大物”の頭脳を改造してしまおうという“日本頭脳改造作戦”の実行。
ところが「上手の手から水が漏る」の例えもある通り、デストロンのアジトから一人の男が脱走しました。
北町の倉庫街まで逃げてきた男はこの計画を、あろうことか“少年ライダー隊”に密告してしまいます。

劇中、北町の倉庫街と呼ばれるロケ地は横浜の“赤レンガ倉庫街”のようです。
たまたま、今回の吸血マンモス撮影の直前に“チャンネルNECO”で視聴した「ミラーマン」の「パイロット版」も、こちらの“赤レンガ倉庫街”で撮影されていました。
この横浜の倉庫街は、当時、特撮はじめ各種のドラマでもよく使われていましたよね。
倉庫街に潜伏していた脱走者を追い詰めた吸血マンモス。
「貴様の体の血を一滴残らず吸い取ってやる! ブローッ!」

マンモスをモチーフにしているだけあって印象的な鼻。
この鼻は、伸縮自在で、作品を未見の皆さんでも想像がつくと思いますが、血を吸うことができます。
「V3、これでもくらえ『血の霧』!」

この鼻は、血を吸うだけでなく吹き出すこともでき、“血の霧”と呼ばれる技を使う部位ともなるようです。
おそらくため込んでいた血に、体内にある特殊な物質を混ぜて噴射する技と思われます。
吸血マンモスの武器は、他に、穂先に牙を利用した槍があります。
(今回は残念ながらモデリングはされませんでしたが)
その槍を持つのがこちらの右手。

以前の記事も書いたのですが、値段上がっても構わないので、その怪人の持つ専用の小物も付けてほしいです!
続いて左手を見てみましょう。

こちらは、いかにもマンモスの前足って感じの形状をしています。
「怒れ!『悪の大地』!」

「ズ、ズーン!」

と、こんな感じで、地面に左手を叩き付け地震を起こすことができます。
「キバ一族の誇りと栄光にかけて絶対にお前を殺す!」

いまだに旧バンダイの仮面ライダーV3のソフビを使用して撮影しています。
「くらえっ! V3!」

キバの先端が折れ、中から、銃弾のようなものが発射されます。
「仮面ライダーV3」の中盤以降の怪人は、「仮面ライダーV3カード」にも登場せず、各種怪人図鑑等にも、一体ずつ詳しく書かれていないことが多いので、今一つ、技や武器の名前や威力についてわからないことが多いのです。
果たして、吸血マンモスの“ドゥーブー魔術”攻撃 勝つか!、仮面ライダーV3の三段回転キック 勝つか!?

そんな戦いの中…。
「ん?!」

視線を感じて振り返る吸血マンモス!
その視線の主とは…。

「アフリカの奥地出身というプロフィール、響いてくる太鼓の音、そして何より、あの容姿。すてきだわ」
吸血マンモスに熱い視線を送っていたのは、誰あろう“ジャングルの女王 シーナ”さんでした。
「お嬢さん。吸血マンモスが気になるのかい?俺は、彼にちょっとかかわりのあるものでね…。なんなら紹介しようか?」と、“エースのジョー”こと宍戸錠の登場!

ちなみに、ネタバレになりますが、吸血マンモスは、キバ一族の長にして、デストロン大幹部である“キバ男爵”が変身した姿なのです。
その“キバ男爵”を演じていたのが、“郷鍈治”サン。
その“郷鍈治”サンは、“エースのジョー”こと“宍戸錠”サンの実弟、とまぁ、こんな関係になるわけですね。
と、そんなわけで、吸血マンモスの活躍が見られるのはこちら。
いよいよ来月は、今回、登場した吸血マンモスが所属する“キバ一族”の魔女スミロドーンこと“原始タイガー”のソフビが発売されます。
楽しみ楽しみ…。
- 関連記事
シーナ(Sheena Queen of the Jungle) 【Phicen】
関東地方も梅雨明けし、一気に暑くなりました。
夏には夏向きの、冬には冬向きのフィギュアがあり、今回はそんな待機していたフィギュアの中から、夏を待ってご紹介しようと思っていたPhicen製の“シーナ(Sheena Queen of the Jungle)”の登場です。(前回、「実は別のPhicen商品がずっと前に届いているにもかかわらず」と書いたのは、こちらのフィギュアのことです)
ボクはそもそも、後に「007 美しき獲物たち」でボンドガール“ステイシー・サットン”を演じることとなる“タニア・ロバーツ”が、同作の1年前、1984年に主演した「シーナ」が大好きで、このPhicen製の“シーナ(Sheena Queen of the Jungle)”の発売を知った時、 一も二もなく注文しました。
そして待つこと数か月、届いた段ボールを開けるとこちらのパッケージが…。

そして、その中はこのような感じになっています。

前回、ご紹介した“スパルタ女戦士(Sparta WARRIOR) ”は、中身が二段になっていましたが、こちらは装備などが少ない分、一段で収まっています。(その分、お値段もお手頃)
では、付属品を見てみましょう。
まずは武器から。

シンプルな槍とナイフです。
ナイフのアップはこちら。

ボクの武器庫(?)に収納されている他社のナイフと比較してみましょう。

1 今回の“シーナ”付属のナイフ
2 ドラゴン製のアメリカ軍山刀
3 21CENTURY TOYS製の山刀
4 メディコム・トイの“スタイリッシュコレクション 探偵物語 工藤俊作 白スーツver”付属のナイフ
5 ボーフォードジャパン製、“もののふ”シリーズの“ペルシア クファンジャル(肉切包丁)”
6 Cotswold Collectibles製の“ククリナイフ”
と、並べてみますると良い出来のように思います。
続いてアクセサリー。

アームバンドに、腕輪(3つ)に、足輪(2つ)。(ブレスレットに、アンクレットとした方がよかったかな?)
そして、ナイフの鞘と衣装。

さらに付属の替え手。

今回は左右それぞれ3種類でした。
では、お待ちかね全身像をどうぞ。

前述の映画「シーナ」をフィギュア化したというより、アメコミの「シーナ」の総合的なイメージをモチーフにしているようです。
で、お顔のアップはこちら。

ちょっときつめの顔つきがまたキュートです。
ナイフを持って…

槍を携えて…



と、撮影中に…。

「なき声がする!」
シーナが何かに気が付いたようです。

見ると、黒江家の動物フィギュア展示場所で一匹のチンパンヂー(「のらくろ曹長」の表記に準じてみました)が泣いているではありませんか。
「さ、こっちにおいで」

なき声の主は、10年ほど前に黒江家に来たものの出番がなくてさみしがっていたチンパンヂーでした。

お友達ができてよかったですね。
え、「私もお友達になりたい」って!?

ちゃっかりシーナのいでたちになったサリナ・ヴァレンティナ嬢。
でも、抱えているのはやっぱりバナナ。
ん!?

「服を返してほしいのだけれど…」

脱ぐとさらにすごい?シーナさんでした。
今回、登場のシーナはこちら。


ボクのお気に入り、映画版の「シーナ」はこちら。


昔の「シーナ」に


最近の「シーナ」


いゃあ、「シーナ」って本当に素晴らしいものですね。
夏には夏向きの、冬には冬向きのフィギュアがあり、今回はそんな待機していたフィギュアの中から、夏を待ってご紹介しようと思っていたPhicen製の“シーナ(Sheena Queen of the Jungle)”の登場です。(前回、「実は別のPhicen商品がずっと前に届いているにもかかわらず」と書いたのは、こちらのフィギュアのことです)
ボクはそもそも、後に「007 美しき獲物たち」でボンドガール“ステイシー・サットン”を演じることとなる“タニア・ロバーツ”が、同作の1年前、1984年に主演した「シーナ」が大好きで、このPhicen製の“シーナ(Sheena Queen of the Jungle)”の発売を知った時、 一も二もなく注文しました。
そして待つこと数か月、届いた段ボールを開けるとこちらのパッケージが…。

そして、その中はこのような感じになっています。

前回、ご紹介した“スパルタ女戦士(Sparta WARRIOR) ”は、中身が二段になっていましたが、こちらは装備などが少ない分、一段で収まっています。(その分、お値段もお手頃)
では、付属品を見てみましょう。
まずは武器から。

シンプルな槍とナイフです。
ナイフのアップはこちら。

ボクの武器庫(?)に収納されている他社のナイフと比較してみましょう。

1 今回の“シーナ”付属のナイフ
2 ドラゴン製のアメリカ軍山刀
3 21CENTURY TOYS製の山刀
4 メディコム・トイの“スタイリッシュコレクション 探偵物語 工藤俊作 白スーツver”付属のナイフ
5 ボーフォードジャパン製、“もののふ”シリーズの“ペルシア クファンジャル(肉切包丁)”
6 Cotswold Collectibles製の“ククリナイフ”
と、並べてみますると良い出来のように思います。
続いてアクセサリー。

アームバンドに、腕輪(3つ)に、足輪(2つ)。(ブレスレットに、アンクレットとした方がよかったかな?)
そして、ナイフの鞘と衣装。

さらに付属の替え手。

今回は左右それぞれ3種類でした。
では、お待ちかね全身像をどうぞ。

前述の映画「シーナ」をフィギュア化したというより、アメコミの「シーナ」の総合的なイメージをモチーフにしているようです。
で、お顔のアップはこちら。

ちょっときつめの顔つきがまたキュートです。
ナイフを持って…

槍を携えて…



と、撮影中に…。

「なき声がする!」
シーナが何かに気が付いたようです。

見ると、黒江家の動物フィギュア展示場所で一匹のチンパンヂー(「のらくろ曹長」の表記に準じてみました)が泣いているではありませんか。
「さ、こっちにおいで」

なき声の主は、10年ほど前に黒江家に来たものの出番がなくてさみしがっていたチンパンヂーでした。

お友達ができてよかったですね。
え、「私もお友達になりたい」って!?

ちゃっかりシーナのいでたちになったサリナ・ヴァレンティナ嬢。
でも、抱えているのはやっぱりバナナ。
ん!?

「服を返してほしいのだけれど…」

脱ぐとさらにすごい?シーナさんでした。
今回、登場のシーナはこちら。
ボクのお気に入り、映画版の「シーナ」はこちら。
昔の「シーナ」に
最近の「シーナ」
いゃあ、「シーナ」って本当に素晴らしいものですね。
- 関連記事
-
- サリナ・ヴァレンティナ(Sarina Valentina ) 【彼シャツ&インナーウェアver.】 (2015/11/07)
- サリナ・ヴァレンティナ(Sarina Valentina ) 【Special nude ver.】 (2015/11/14)
- サリナ・ヴァレンティナ(Sarina Valentina) with the Lace Lingerie Set 【 HotPlus 】 (2016/10/08)
- La Muerta of Halloween 【Phicen Limited】 (2016/10/29)
- シームレス女性素体 ビッグブレスト (ペールカラー) 【PHICEN・LIMITED】 (2012/12/31)
tag : 1/6フィギュア シームレスボディ Phicen Sheena Queen of the Jungle ファイセンリミテッド